2019/05/14 20:56
「布ナプキンは身体にいいの?」
「友達が布ナプキン使っていて勧められたんだけど、どんな効果があるの?」
「使い捨てナプキンより不便なんじゃないの?」
初めてのことには不安や疑問がたくさんつきものですよね。
特にデリケートゾーンに直接触れる布ナプキンはなおさら。
そこで、布ナプキンはどのようなものか、体験談を踏まえて紹介します。
1.布ナプキンの効果とメリット
①蒸れにくくかぶれにくい
生理中に起こる蒸れは、通気性が低い時に起こります。
粘着テープ式の使い捨てナプキンの場合、粘着テープによって湿気が閉じ込められるので、
蒸れやすくなります。
布ナプキンは布で出来ているため、布の繊維の隙間から湿気が出ていきやすく、
蒸れにくいのです。
デリケートゾーンのかぶれは、使い捨てナプキンの素材と肌が合わないことで生じます。
布ナプキンは下着と同じ布なので、かぶれにくいのです。
かぶれやすい方・お肌が敏感な方は、布ナプキンをお使いになるのがおすすめです。
②身体が冷えなくなった
布ナプキンは下着と同じく布で出来ており、布を何枚も重ねて作っているため、
使い捨てナプキンと比べて、ふんわりとした温かさが感じられます。
生理の時以外でも着用しています。
③かゆみや痛みが和らいだ
一般的な使い捨てナプキンだと、素材が紙であるためデリケートゾーンとこすれて、
かゆみや痛みが起こることがあります。
布ナプキンは下着と同じく布なので、下着のような付け心地で、
かゆみや痛みが起こりにくいのです。
生理痛が軽減されたという声も聞きます。
生理痛や生理不順の原因はいろいろ言われていますが、根本は「冷え」です。
温かい布を何枚も重ねて作った布ナプキンをつければ、
服を重ね着するのと同じ感覚で冷えが改善されて、
生理痛が和らいだり生理周期が整ってくるようです。
④においが気にならなくなった
使い捨てナプキンは経血を漏らさないようビニールを使っているため、
どうしても湿気が外に出にくく、蒸れてしまいます。
そうすると経血に雑菌が繁殖して、生理独特のにおいが発生してしまいます。
布ナプキンは布の目の間から空気の出入りがあるので、蒸れにくく、
においが起こりにくいです。
⑤ごみを減らせて経済的
布ナプキンは繰り返し使うため、交換するたびにゴミが出ません。
資源の無駄使いを減らし、地球環境のためになります。
また大切に使えば数年間も使い続けることができるため、
使い捨てナプキンに比べると経済的です。
使い捨てナプキンは1つ20円くらい。
布ナプキンは1つ1500~2000円。
単純に比べると、布ナプキンが割高に感じられます。
しかし、布ナプキンを1日5枚として1か月に7日間使ったら700円。
1年だと8400円。2年だと16800円にもなります。
初期費用は15000円~20000円。
つまり布ナプキンと使い捨てナプキンは2年で同じだけの額になります。
大事に使うと5年持つので、使い捨てナプキンより断然お得です。
布ナプキンは高いから手が出ないと言われることが多いですが、
生理は何年もお付き合いするもの。
長い目で見てお得な方を選びたいものです。
とはいえ最初そろえようとすると結構な金額になります。
そこで軽い日用の2枚をそろえるのはいかがでしょうか。
その上買い置きしなくていいので、
「買い忘れた」「買い置きナプキンで収納がいっぱい」などの悩みがなくなります。
⑥交換時のストレスゼロ
「トイレで使い捨てナプキンのテープをはがす時の音がして、恥ずかしい」
という悩みを解消できます。
テープを使用せずボタンでつけ外しをするので、交換するときにほとんど音がしません。
思春期の娘さんにもおすすめです。
また、下着に粘着テープを張らずに済むので、下着を痛めません。
⑦選ぶのが楽しいデザイン
その日の気分に合わせて、デザインを選ぶことができます。
⑧生理を嫌なものと思わなくなる
使い捨てナプキンを使っていたときは、
経血もそのままゴミとして捨てていました。
でも布ナプキンを使い始めたら、経血と向き合い始めるようになります。
どれくらい出たか?色は?などを通して身体の健康状態を観察するようになりました。
経血は自分の身体の一部だったことを改めて思い返します。
そしてにおいがあまりしない経血をいとおしく思えるようになりました。
2.布ナプキンの困りごとを解決
①洗うのがめんどくさそう
布ナプキンは、汚れを落とします。
ごしごし洗うと生地を痛めるので、優しくもみ洗いしてください。
アルカリ性洗剤やセスキ炭酸ソーダ、洗濯石鹸でを溶かした水に
半日から一日、つけ置きします。
つけ置きが終わったら、さっとすすいで
下着と同じように、洗濯ネットに入れて他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗うことができます。
乾燥機は型崩れなどの恐れがあるので、使わないでください。
形を整えて干します。
日光に当てると殺菌効果があってさらに良いです。
②漏れないか心配
使い捨てナプキンは、
経血を凝固させるポリマーと呼ばれる高吸水性の物質が使用されています。
これが「薄い・軽い・吸水性が高い」を実現した使い捨てナプキンです。
多い日もしっかり吸収して安心、というイメージです。
布ナプキンは、ポリマーなど化学的な素材は使用していません。
布を何枚も重ねることで、しっかり吸収します。
布だとあまり吸収せず、漏れるのではと心配される方も多いですが、
量が多い日用の製品は、使い捨てナプキンと同じくらいの吸収力があります。
③使い方が難しそう
布ナプキンは、手元に届いたら一度洗濯機で予洗いして乾かします。
色がついている面を下着側にして、下着に巻き付けてボタンで止めるだけで大丈夫。
④何枚必要かわからない
個人差がありますが、1日5枚として2日分、つまり10枚あるとよいでしょう。
以上です、最後までお読みいただき、ありがとうございました。